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レジオネラ菌測定

レジオネラ属菌は、河川、湖沼、温泉、土壌など自然界に生息しており、アメーバなどの原虫や藻類内で増殖します。20~45℃で生存しますが、36℃前後での増殖が盛んで、冷却塔、温泉・循環式浴槽など人工環境水で多く検出されます。レジオネラ属菌に汚染された目に見えないほどの細かい水滴(エアロゾル)を吸い込むと、レジオネラ症に感染してしまいます。打たせ湯、シャワー、ジャグジーなどでは、エアロゾルが発生するため、衛生管理を徹底する必要があります。
クリタ分析センターでは、レジオネラ属菌の検査を年間約10,000検体実施しています。水のクリタグループだからできる安全な水のトータルマネージメントをご提供しています。

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“第4版レジオネラ症防止指針”に準拠した検査を実施しています。
当社では、レジオネラ属菌が確認された分離株を、さらに各種キットを用いて判定することで、正確な判定結果のご提供が可能です。

 

【レジオネラ症とは】

レジオネラ属菌が原因で起こる感染症です。急激に重症になって、死亡する場合もあるレジオネラ肺炎と、数日で自然に治る場合が多いポンティアック熱に分けられます。レジオネラ肺炎は、乳幼児や高齢者、病人などの抵抗力が低下している人や、健康な人でも疲労などで体力が落ちている人などが発病しやすいと言われます。
近年レジオネラ症の報告件数は増加傾向にあり、また、高齢化の進む日本社会において、レジオネラ症の重要性は増加すると考えられています。

 

レジオネラ症患者報告数

※NIID国立感染症研究所の以下の資料より抜粋
病原微生物検出情報(IASR)「特集:レジオネラ症2008.1~2012.12」
感染症発生動向調査週報(IDWR) 2014年第25号<注目すべき感染症> 最近のレジオネラ症の発生動向
感染症発生動向調査週報(IDWR)2014年第52週(第16巻第52号)

 

【レジオネラ属菌の検査法】

濃縮:検水200mLを遠心分離し、上清を捨て濃縮します。酸処理:濃縮検体に0.2M HCl・KCl 緩衝液(pH2.2)を加え、レジオネラ属菌以外の汚染菌を除去します。接種:酸処理済の検体100μLをレジオネラ属菌用選択平板培地に塗布します。培養:36±1℃で最長7日間培養します。判定:レジオネラ属菌の集落(灰白色湿潤集落)を計数した後、釣菌し、BCYEα寒天培地およびL-システイン不含培地にて24~48時間培養します。BCYEα寒天培地にのみ発育したグラム陰性桿菌をレジオネラ属菌と判定します。

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【リンク】

【関連サイト】

栗田工業の水処理相談サイト KCRセンター