ラボ用純水装置・小型純水装置の水質検査
確かな技術
IS0/IEC17025の試験所認定を取得した国内トップクラスの技術をもつラボで実施します。
分析項目例
JIS K 0557(用水・排水の試験に用いる水)に規定されている項目
項目 | 種別及び質 | |||
---|---|---|---|---|
A1 | A2 | A3 | A4 | |
電気伝導率(mS/m)(25℃) | 0.5以下 | 0.1以下 | 0.1以下 | 0.1以下 |
全有機体炭素(mg/L) | 1以下 | 0.5以下 | 0.2以下 | 0.05以下 |
亜鉛(µg/L) | 0.5以下 | 0.5以下 | 0.1以下 | 0.1以下 |
シリカ(µg/L) | – | 50以下 | 5.0以下 | 2.5以下 |
塩化物イオン(µg/L) | 10以下 | 2以下 | 1以下 | 1以下 |
硫酸イオン(µg/L) | 10以下 | 2以下 | 1以下 | 1以下 |
【A1〜A4の水の用途】(JIS K 0557より)
- A1:器具類の洗浄及びA2〜A3の水の原料に用いる。
- A2:一般的な試験及びA3〜A4の水の原料などに用いる。
- A3:試薬類の調製,微量成分の試験などに用いる。
- A4:微量成分の試験などに用いる。
当社独自の分析方法にて分析を行います。
上記以外の項目も測定を承っています。
純水に関する分析の受託事例
一般的に法令などによる基準がないため、自主的に実施される分析ですが、どのような背景で検査をされるようになったかの経緯の一部をご紹介いたします。似たような事例がございましたらお気軽にご相談ください。
技術に関するご相談
- 社内で使用する純水の質について、A4クラス以上の品質が必要でさらに低い値も確認したい。
- 開発した純水装置の水質をチェックしたい。
品質管理に関するご相談
- ISO監査で、社内分析に使用する純水の品質チェックが必要になった。
- サプライチェーンにおいて純水の水質保証を要求されたので確認したい。
- 純水を販売するにあたり、定期的な水質チェックをしたい。
- 製造過程で使用する純水の製造装置を更新したため、更新前後の水質比較をしたい。
- 純水管理において純水装置に内蔵されているTOC計や比抵抗計だけでは不安がある。
業務負荷軽減に関するご相談
- 普段は自分たちで分析しているが、業務負荷軽減のため外部へアウトソーシングしたい。
簡単な依頼で完了
分析項目に応じたサンプリングキットをお送りいたします。
同封する採水手順に沿って採水後、返送いただきます。
弊社営業担当と打ち合わせ後、仕様を決定、お見積書を作成します。
専用サンプルキットで採水も簡単。採取手順も同封しています。
超純水専用のラボ(Kurita Innovation Hub内)で分析を実施。
メールでいち早く結果を報告、報告書も発送します。
サンプルキット内容
TOC計
極微量を分析する技術
超純水分析のJIS規格(JIS K 0550~0558)は、制定から約30年が経過しており、現在の半導体製造に使用される超純水分析に求められる定量下限値を満たせない状況です。
当社ではJIS規格ではなく、より低濃度まで分析できる独自の分析方法にてISO/IEC17025の試験所認定を取得しております。
分析項目
JIS K 0557規定項目以外の分析も承ります。ご相談ください。
金属
- 鉄
- 銅
- アルミニウム
- カルシウム
- マグネシウム
- 亜鉛
- マンガン
- ニッケル
- コバルト
- クロム
- チタン
- ナトリウム
- カリウム等
◎定量下限値 0.1~0.05µg/L
アニオン
- 塩化物イオン
- フッ化物イオン
- 臭化物イオン
- 硝酸イオン
- 硫酸イオン
- リン酸イオン等
◎定量下限値 1~0.5µg/L
カチオン
- アンモニウムイオン
◎定量下限値 1~0.5µg/L
その他
- ホウ素
- シリカ
生菌数
- 一般細菌
- カビ類
微粒子数
【光学顕微鏡法】孔径0.4、0.2、0.1µmのフィルタで濾過しフィルターオン数を計測
【電子顕微鏡法】孔径0.4、0.2、0.1、0.05µmのフィルタで濾過しフィルターオン数を計測
分析ラボ
栗田工業株式会社のKurita Innovation Hub内にある昭島事業所は、超純水分析において
ISO/IEC17025の認定を受け、国内トップレベルの能力を持つ試験所となっています。
栗田工業の超純水装置開発を、分析でサポートしています。
クリタ分析センター株式会社 昭島事業所
〒196-0005 東京都昭島市代官山1丁目4番1号
栗田工業株式会社 Kurita Innovation Hub内